|
揮発性硫化物である、硫化
水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドらが口臭の主な原因物質であるとの研究結果が出ています。
これらの化合物は主に舌の後背部、舌のひだ奥深くに生息する嫌気性バクテリアの活動によって産生されています。アメリカ歯科医師会によると全米で何百万
人もの口臭症に悩む人がいるそうです。日本国内においても同じような状況があるのではないでしょうか。
口臭問題を完全に解決するには、手軽に入手できるマウスウォッシュでは不十分です。従来、口臭原因物質を特定するためには、高性能で高価な装置を用いて
計測するしかなかったわけですが、Dr.マニー・ショー(インタースキャン社)が発明したハリメーターによって、初めて一般臨床家が容易に揮発性硫化物ガ
ス濃度を測定することが可能になりました。
この器械に使われているセンサーはDr.マニー・ショーが開発したセンサーの一つで、1/10億単位でガス濃度の測定を可能にしました。同社の
センサーの中には、NASAで使用されているものもあります。
ハリメーターは
・使いやすい。
・小型、軽量。
・センサー技術は20年以上工業用に用いられ実証済み。
一般臨床家に受け入れられ
る以前より、ハリメーターは歯科の基礎研究分野で測定装置として使用されてきました。官能検査と併用することで
ハリメーターは1/10億の単位で口臭の測定を可能にし、口臭の有無の判定に大きな力を発揮いたします。
また、患者説明には測定結果を数値化し、患者に見せることでインフォームドコンセントに役立つようになりました。
ハリメーターは治療プログラムの一環として使われるべきで、測定結果を時系列で読み取ることで口臭治療の進行状況が確認でき、有効な
ツールとなります。
ハリメーターは口臭の原因物質のガス濃度を的確に測定しますが、その測定データからのみ口臭の有無を判定できるものではありません。あくまでも、口臭と
は人と人とのコミュニケーションの場において、他覚的に捉えられるものであります。
ハリメーターによる測定と、官能検査と、その他バクテリアの培養等の試験結果を考慮し、最終判定はなされるべきであります。
臨床家として口臭に悩んでいる患者と接する場合、臨床家の側で十分に確立された口臭治療のプロトコールが必要です。ハリメーターは口臭判定において重要
なツールではありますが、単独で絶対的な判定を下すものではないことを認識してください。
一般臨床家に広く受け入れられた結果、口臭治療は歯科領域の問題であると認められるようになってきました。
アメリカ国内において、ハリメーターはここ2、3年で口臭症の研究、診断にとって重要な役割を果たしてきました。全米では2,500名近くの一般臨床家
や大学がハリメーターを採用し、口臭治療の展望とチャンスを切り開いてきました。
|